フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」には、
- S(ステップ)型
- J(ジャンプ)型
2つのコースがあります。
それぞれのコースの特徴をご紹介する前に、両コースに共通の特徴をご説明しますね。
フコク生命の学資保険「みらいのつばさ」9つの特徴

フコク生命の学資保険に加入可能な年齢範囲って?

- お子様:出生予定日の140日前~7才
- ご契約者:下限は男性18才以上、女性16才以上
ご契約者の上限はお子様の年齢により以下のようになります。
出生前加入の場合、お子様のご加入年齢は0才となります。
加入可能な年齢範囲は、ご契約者・お子様ともに大変広いですよね。
特にお子様に関しては広いです。
更にお子様とご契約者の組み合わせで、お子様6才・7歳に対するご契約者の年齢範囲が男性66才・67才、女性69才・70才というのも大変広いです。
保険料の払い方
保険料は以下から選ぶことができます。
- 月払い
- 半年払い
- 年払い
一部、或いは全部を前納する事も可能です。
また保険料払込期間は、お子様の年齢11才、14才、17才から選択できます。
但し、加入時のお子様の年齢やご契約者の年齢によっては、選べる期間が限られてきますのでご注意下さい。
一例を以下に挙げました。
ご契約者が50才男性の場合

ご契約者が40才男性の場合

ご契約者が27才男性の場合
お子様の年齢を問わず全ての期間を選べます。
設定されている保険料払込期間は長いと考えます。
お子様の年齢やご契約者の年齢によっては保険料払込期間が制限されますが、それでも最短の11才というのがそもそもが長いです。
保険料払込期間が短いと1回の保険料が高額になり負担が大きくなりがちです。
「みらいのつばさ」はその点、安心かと考えます。
また、半年払いというのができない保険会社もあります。
保険料の払込方法の選択肢が多い事で、予算内で返戻率を上げる工夫もし易いと考えます。
兄弟姉妹割引
お子様の兄弟姉妹がフコク生命の学資保険などに加入されていて、ご契約者が同一であるなどの条件を満たす場合、保険料の兄弟姉妹割引があります。
割引金額は保険料の払込方法が月払いの場合、満期保険金額10万円につき、月10円になります。
つまり満期金が100万円だと、月々100円の割引になるという事です。
割引は大歓迎ですよね。
それによって返戻率も上がるのですからね。
兄弟姉妹割引の有無によって返戻率がどの程度違うかは、後述の「返戻率」の章に載せましたのでご確認下さい。
保険料払込免除
ご契約者が保険料払込期間中に死亡された時、高度障害状態や不慮の事故で所定の身体障害の状態に該当した時は、以後の保険料の払込は免除されます。
勿論、祝金・満期保険金はご契約通り受取る事ができます。
保険料払込免除の要件としては、ご契約者が保険料払込期間中に死亡された時のみという保険会社もありますので、この要件は範囲が広いと考えます。
死亡保険
お子様が死亡された時、死亡払戻金として所定の金額を受取る事ができます。
所定の金額とは、このお子様の学資保険の保険料として、皆さんが払込んだ金額の総額を基に算出されたものです。
5年ごと配当付き
保険会社は国が定める保険料率を基に、
- 収入見込みと予定死亡者数
- 予定事業費
これらから、お客様から戴く保険料を算出しています。
そして、お客様にお支払した、例えば死亡保険金や各種給付金等が予定より少なく済み余剰金が出た場合に、それをご契約者にお返ししています。
それが配当金です。
従って配当金は、金額が決まっていないどころか、必ず受取る事ができるというものでもありません。
しかし、戴ける可能性があるというだけで、なんだか嬉しいですよね。
5年ごと配当というのは、ご契約後6年目から5年ごとに配当金を受取る事ができるという意味です。
金額はご契約後5年ごとに上記の差額を通算して決めます。
但し、次の配当金の受取り時期の前にご契約が満了してしまう場合は、満了時にちゃんと配当金を受取る事ができますので、ご安心下さい。
中途解約
契約を中途解約した場合は、契約年齢、経過年数等から算出された解約払戻金を受取れる事ができます。
しかし、解約返戻金は多くの場合、それまでに皆さんが支払った保険料の総額より少なくなります。
中途解約はくれぐれも慎重にお決め下さい。
据え置き
ご契約者が事前に請求しなかった場合、祝金は満期を迎えるまではフコク生命所定の利率で、満期以降は利息なしで、自動的に据え置かれます。
祝金の現在の据え置き利率は年0.02%です。
これは今の時代の預貯金利率にしてはお得ですよね。
特に必要でなければ、そのまま据え置かれたら良いと考えます。
据え置かれた祝金は必要に応じていつでも引き出せますからね。
税金
ともすると忘れられがちなのが、学資保険によって受取られた教育資金も所得と見なされ課税対象になるという事です。
「みらいのつばさ」の教育資金は一時所得となり、課税対象となる金額は以下の計算式で求める事ができます。
- 一時所得 =(受取った学資保険額-払込み保険料-特別控除額50万円)×1/2
では次は、各コースの特徴をシミュレーションを交えて確認しましょう。
フコク生命の学資保険『みらいのつばさ』をFPがシュミレーション

S(ステップ)型
お子様の成長に合わせて教育資金を蓄えるプランです。
つまり、幼稚園から高校・大学、それぞれの進学時に役立てられる教育資金を総合的に準備するプランです。
それぞれの段階で受取る事のできる教育資金の詳細は以下の通りです。
()内は満期保険金学を100万円にした場合のお受取り金額です。
以上、お受取り総額は210万円になりますね。
当然ながら加入時のお子様の年齢が上記いずれかの入学祝金の受取年齢を過ぎている場合は、それを除いた契約になります。
それぞれのお祝金などをお受取り頂けるのは次のJ型も同様、お子様が生存している場合に限ります。
J(ジャンプ)型
大学進学に重点をおいて、教育資金を蓄える事のできるプランです。
S型ではお子様の進学の各時期に受取る祝金を、J型では大学入学時にまとめるため、返戻率が高まります。
大学進学時とご契約満了時に受取る事のできる教育資金は以下の通りです。
()内はS型同様、満期保険金額100万円の場合の受取り金額です。
以上、お受取り総額は200万円になりますね。
祝金はS型・J型共に11月1日に受取る事ができます。
推薦入学やAO入学等、早目の受験にも間に合いますよね。
一方、満期保険金は保険期間満了のお子様の年齢の契約応当日がお受取日になります。
この意味はお分かりになりますか?
ご契約内容にかかわらず、お子様の年齢は実際の誕生日に1才増すのではなく、学資保険に加入された月日に毎年1才ずつ増すのです。
例えば、お子様が3月24日にご誕生されたとします。
学資保険のご契約日が5月1日だとすると、お子様は毎年5月1日に年が増すという事です。
この「保険に加入した月日」を「契約応当日」と言い、従って満期保険金のお受取日が「満了の年齢の契約応当日」となるのです。
今の例では、満期保険金を受取る事ができるのは5月1日になりますね。
ご契約者の中には保険の満了日を月日ではなく年齢で記憶、或いは理解されている人がいます。
そうすると、お子様の誕生日で保険が満期になり満期金を受取る事ができるという勘違いが生じます。
お誕生日と保険に加入された日に大きな開きがあると、満期金受取りに合わせて高額な物を購入した場合など、大変な事になり兼ねません。
くれぐれもご注意下さいね。
フコク生命みらいのつばさの返戻率をFPが解説
「みらいのつばさ」の返戻率はどれくらいのものなのでしょうか。
学資保険の性質を考えた時、最も返戻率が高くなるのはお子様0才、ご契約者が年齢範囲の最下限、つまり男性18才、女性16才のご契約だと考えられます。
それぞれについて調べた結果と、参考までにご契約者が男性・女性共に30才の場合も以下に記載しました。
返戻率は保険料払込期間の違いでも随分変わります。
ご契約者30才の契約がご契約者18才の契約を上回る逆転が無いか、その辺もじっくりご確認頂けると良いと思います。
()内の数字は兄弟割引が適用された場合です。
S(ステップ)型

ご契約者が18才男性の場合

ご契約者が16才女性の場合

ご契約者が30才男性の場合

ご契約者が30才女性の場合

J(ジャンプ)型

ご契約者が18才男性の場合

ご契約者が16才女性の場合

ご契約者が30才男性の場合

ご契約者が30才女性の場合
ご契約者の年齢が同じ場合、女性がご契約者になられた方が返戻率は高まりましたね。
また、ご契約者の年齢が高くても保険料払込期間を短くする事で、返戻率を上げられる事も分かりましたね。
また、S型とJ型でも返戻率に大きな違いがありました。
S型の場合、幼稚園や小学校の入学祝金は満期保険金の5%、中学校・高校の入学祝金も満期保険金の10%です。
それらの具体的な金額は満期保険金の額で異なりますが、学資保険で準備しなくても普段の生活の中の工夫で準備できる金額かも知れませんよ。
私の経験から学資保険にご加入される理由として以下があげられます。
- 学資保険は資産運用という意味ではリスクが低い
- 今の低金利の時代に合っていて最もお得
このようにお考えのご夫妻は、多くの場合、大学の教育資金に主眼を置いたプランを選ばれます。
さて、「みらいのつばさ」について私の見解なども織り交ぜながら特徴を見てきましたが、「みらいのつばさ」の魅力が伝わりましたか?
当サイトでは学資保険の返戻率をランキングで紹介しています。今は多くの会社から様々な学資保険が発売されているので比較した上で自分の家庭にあった学資保険を選んでくださいね。
皆さんに最適な学資保険選びのお役に立てれば幸いです。

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