第一生命の学資保険「こども応援団」と「Mickey」をFPが徹底解説!

近年、こどもの教育費準備のために学資保険を検討される方が増えています。

理由としては、銀行預金ではなかなかお金が増えないことが考えられます。

学資保険は、毎月保険料という形でお金を保険会社に預け、大学入学などのタイミングでお祝い金を受け取ることができます。

払い込んだ保険料より大きい金額が戻ってくる学資保険も多く、第一生命の学資保険もその一つです。

また、学資保険の魅力はただ貯金するだけでなく、保障機能も兼ね備えているところも挙げられます。

この記事では、第一生命の学資保険「こども応援団」と「Mickey」について詳しくご紹介します。

第一生命について

CMなどで一度は聞いたことがある人が多いと思いますが、改めて会社の概要を簡単にお伝えします。

第一生命は1902年に創立された国内生保で、日本生命・住友生命・明治安田生命と並んで大手生保と呼ばれています。

本店は東京都千代田区有楽町にあり、従業員数57000人、84の支社と1263の営業オフィス擁しています。

大手と呼ばれるだけあり、全国どこでも同じサポートを受けることができます。

第一生命の学資保険は「こども応援団」と「Mickey」

こども応援団、Mickeyともに、第一生命が販売している学資保険の名称です。

わかりやすくするために、こども応援団A型、MickeyB型、MickeyC型の3種類に分かれています。

名称は違いますが、学資金(お祝い金)を受け取るタイミングは共通のものとなっており、払込免除の範囲の広さがそれぞれ異なっています。

具体的にどんな風に違うのか、見ていきましょう。

こども応援団A型・MickeyB型・MickeyC型の仕組み


・第一生命の学資保険のイメージ図

いずれも学資金を受け取る時期は共通になっており、加入時に次のどちらかから選択します。

・17歳から学資金が支払われる21歳満期型
・18歳から学資金が支払われる22歳満期型

加入時期やお子さまの誕生月によっては、22歳満期型にすると学資金が大学入学後に支払われる場合があります。

21歳満期型にすると1年前倒しで受け取れるので、どちらかタイミングのよい方を選べます。

こども応援団A型・MickeyB型・MickeyC型共通の特約

全てに共通で付帯される特約として、指定代理請求特約があります。

保険会社を問わず、学資保険の契約をすると標準で付帯される特約になっています。

内容は、契約者が学資金の請求などの手続きができない場合、契約時に指定した指定代理請求人が代わりに手続きができるというものです。

例えば、契約者がお父さんで学資保険に入ったものの、お父さんが障害状態になって手続きが難しくなった場合に指定代理請求特約が活かされます。

指定代理請求人にお母さんを指定しておくことで、このような時に代わりに手続きをしてもらえます。

こども応援団A型・MickeyB型・MickeyC型の違い


上の通り、毎月保険料を積み立てて一定の時期になったら学資金を受け取る点は同じです。

最大の違いは、保険料払込免除の範囲です。

・保険料払込免除とは?

毎月保険料を払い続けることで教育資金の準備ができるのが学資保険の魅力ですが、契約者が死亡したり病気で就労が難しくなったりした場合、契約の継続が困難になります。

保険料払込免除は、保険会社が指定した状態に契約者が該当した場合、以後の保険料が免除になる仕組みです。

保険料が免除になった場合でも、学資金は満額支払われるため教育資金の心配は少なくなります。

「学資保険に保険をかける」という表現でもよく表されます。

3つの中でもこども応援団A型は6つのリスクに備えることができ、最も手厚い内容になっています。

MickeyB型は契約者が死亡した場合のみ、保険料払込免除制度が使えます。

MickeyC型には保険料払込免除制度はついていません。

手厚い保障がある方がもちろん安心ですが、保険料払込免除制度にも保険料が発生します。

つまり、手厚い内容にすることで掛け捨ての保険料が発生し、返戻率(払い込んだ保険料に対する学資金の割合)が下がる原因につながります。

学資保険で返戻率を重視される方は、保険料払込免除制度の範囲も考える必要があります。

もちろん、保険料払込免除制度以外にもそれぞれ特徴があるので、詳しく見ていきましょう。

こども応援団A型の詳細

上で説明した通り、18歳から4年間それぞれ学資金を受け取り、最後に満期共済金を受け取れる形です。

詳細を表にまとめると、以下のようになります。

21歳満期 22歳満期
契約者年齢 18歳~65歳
被保険者年齢 0~6歳 7~10歳 0~6歳 7~10歳
払込期間 5年・10年・15歳・17歳 5年・15歳・17歳 5年・10年・15歳・18歳 5年・15歳・17歳
出生前加入 出生予定日140日以内であれば契約可能
学資金 17歳・18歳・19歳・20歳 18歳・19歳・20歳・21歳
満期保険金 21歳 22歳
死亡保障 契約後の経過した月数に応じた金額
育英年金 なし
保険料払込免除 あり(6つの事由に対応)
特約 指定代理請求特約

こども応援団A型の特徴


こども応援団A型の最大の特徴は、保険料払込免除の範囲の広さです。

学資保険の主な目的は、お子様の教育資金の確保ですよね。

しかし、途中で万一のことがあると積立が難しくなってしまいます。

死亡でなくとも、大きな病気やケガが原因で働くことが難しくなった場合、毎月の積立は大きな負担になってしまいます。

保険料払込免除は、大きなケガや病気で積立が難しくなったときに、以後の保険料の払込が免除になる制度です。

本来払うべきであった保険料は全額免除になるものの、学資金などのお祝い金は満額受け取ることができます。

こども応援団A型の保険料払込免除の範囲

気になるのは、どんなときに保険料の払込が免除になるのかですよね。

保険料払込免除は他の保険会社でもある制度ですが、保険会社や商品によって、要件が大きく異なります。

こども応援団A型の場合は、次に挙げる6つのリスクに備えることができるタイプになっています。

・事由1…所定のがん

生まれて初めて「所定のがん」と診断確定されたとき

責任開始の日から数えて90日以内にがんと診断確定されたときや、上皮内がん・非浸潤がん・大腸粘膜内がん等は対象となりません。

・事由2…急性心筋梗塞

急性心筋梗塞により手術を受けたとき

60日以上の労働制限が継続したと診断されたとき

・事由3…脳卒中

脳卒中により手術を受けたとき

60日以上後遺症が継続したと診断されたとき

・事由4…所定の要介護状態

公的介護保険で要介護2以上と認定されたとき

第一生命が定める要介護状態が180日間継続したとき(要介護2以上に相当)

・事由5…所定の身体障害状態

身体障害者福祉法における1級から3級までの身体障害者手帳が交付されたとき

・事由6…死亡

いずれの事由に該当したときも、学資保険の保険料を支払う以前に、収入の確保が難しくなることが推測されます。

こども応援団A型は、教育資金の準備をすることはもちろん、契約者が上記の事由に該当した場合でも一定のお金を準備することができます。

学資保険は10年以上積み立てるものなので、保障が充実している方が安心できるのではないでしょうか。

こども応援団A型の返戻率は?


学資保険に求めるものの一つとして、返戻率が挙げられます。

こども応援団A型は学資保険に、保険料払込免除という保障をプラスしたものになるため、返戻率はあまりいいとは言えません。

具体的な数字は以下の通りです。

・契約者30歳男性、被保険者0歳、払込期間15年、22歳満期の場合

(基準保険金額60万円、学資金・満期保険金の受取総額300万円)

月払保険料16,525円

払い込む保険料の合計金額=16,525円×12か月×15年=2,974,500円

返戻率=3,000,000円÷2,974,500円≒100.8%

増え幅が約25,000円のため、あまり魅力に感じないかもしれません。

保険料払込免除が充実しているので、保障を求める方にはおすすめできるのがこども応援団A型と言えます。

MickeyB型の詳細

こちらも、こども応援団A型と同じく学資金を4回と満期保険金を1回受け取ることができます。

こども応援団A型と違う点は、保険料払込免除の範囲の広さです。

保険料払込免除の範囲が契約者の死亡時のみとなっており、上記の事由1~5はありません。

その分、保障にかかる保険料が減るため、返戻率がこども応援団A型より良くなります。

21歳満期 22歳満期
契約者年齢 18歳~65歳
被保険者年齢 0~6歳 7~10歳 0~6歳 7~10歳
払込期間 5年・10年・15歳・17歳 5年・15歳・17歳 5年・10年・15歳・18歳 5年・15歳・17歳
出生前加入 出生予定日140日以内であれば契約可能
学資金 17歳・18歳・19歳・20歳 18歳・19歳・20歳・21歳
満期保険金 21歳 22歳
死亡保障 契約後の経過した月数に応じた金額
育英年金 なし
保険料払込免除 あり
特約 指定代理請求特約

こども応援団A型の保険料払込免除の範囲は、学資保険の中でも充実したものになっています。

そのため、学資保険の保険料払込免除の範囲としては、MickeyB型が標準のものに近いです。

死亡時のみの保険料払込免除がついているため、貯蓄型に近い学資保険と言えます。

MickeyB型の返戻率はどのぐらい?


こども応援団A型よりも保険料払込免除の範囲が狭い分、返戻率はよくなっています。

実際には以下のようになります。

・契約者30歳男性、被保険者0歳、払込期間15年、22歳満期の場合

(基準保険金額60万円、学資金・満期保険金の受取総額300万円)

月払保険料16,323円

払い込む保険料の合計金額=16,323円×12か月×15年=2,938,140円

返戻率=3,000,000円÷2,938,140円≒102.1%

こども応援団A型が100.8%なので、返戻率を重視する方にはMickeyB型の方がいいかもしれません。

しかし、同じプラン内容でも他社の学資保険の方が返戻率もいい場合もあります。

少しでも返戻率のいいところで契約したいという方は、比較検討することをおすすめします。

MickeyC型の詳細


こども応援団A型とMickeyB型は契約者の保障も兼ね備えた学資保険でしたが、MickeyC型は契約者の保障はありません。

そのため、純粋に貯蓄だけを目的に学資保険に加入する方には、MickeyC型がおすすめです。

21歳満期 22歳満期
契約者年齢 18歳~99歳
被保険者年齢 0~6歳 7~10歳 0~6歳 7~10歳
払込期間 5年・10年・15歳・17歳 5年・15歳・17歳 5年・10年・15歳・18歳 5年・15歳・17歳
出生前加入 出生予定日140日以内であれば契約可能
学資金 17歳・18歳・19歳・20歳 18歳・19歳・20歳・21歳
満期保険金 21歳 22歳
死亡保障 契約後の経過した月数に応じた金額
育英年金 なし
保険料払込免除 なし
特約 指定代理請求特約

健康状態の告知が不要


学資保険は貯蓄がメインの保険ですが、実は健康状態の告知が必要な保険会社が多いです。

しかしMickeyC型は契約者・被保険者ともに健康状態の告知が不要となっています。

学資保険を検討したいけれど持病のある方などには、MickeyC型がおすすめできます。

契約者年齢の幅が最も広い

学資保険に保障が追加されているこども応援団A型とMickeyB型では、契約者の年齢が限られています。

MickeyC型は健康状態の告知もなく、ほとんどの年齢の方が加入できるのでおじいちゃん・おばあちゃんでも加入できます。

返戻率はMickeyB型とあまり変わらない

保険料払込免除がついていない分、返戻率はよくなりそうではありますが、MickeyB型の返戻率とほとんど変わりません。

実際の返戻率は以下のようになります。

・契約者30歳男性、被保険者0歳、払込期間15年、22歳満期の場合

(基準保険金額60万円、学資金・満期保険金の受取総額300万円)

月払保険料16,226円

払い込む保険料の合計金額=16,226円×12か月×15年=2,920,680円

返戻率=3,000,000円÷2,920,680円≒102.7%

返戻率が低めの原因としては、契約者年齢が幅広く、健康状態の告知が不要の点が挙げられます。

純粋な積立を検討するのであれば、MickeyC型の返戻率はあまり魅力的に感じないかもしれません。

第一生命の学資保険はこんな人におすすめ!


それぞれのニーズに合った商品展開がされている第一生命の学資保険。

ここまでの内容を踏まえて、どんな人におすすめかまとめていきます。

・積立だけでなく、積立ができなくなった場合の保障もほしい
・純粋な積立をしたい
・契約者が高齢(おじいちゃん・おばあちゃん)など
・健康状態が理由で他社に断られた

第一生命の学資保険の中でもこども応援団A型は保険料払込免除の範囲が特に広いです。

保険料払込免除を重要視される方にはおすすめです。

また、MickeyC型は年齢や健康状態を問わずに加入できる点がメリットです。

他社で加入が難しい方でも入れるため、心配な方は加入を検討してはいかがでしょうか。

第一生命の学資保険まとめ

こども応援団A型・MickeyB型・MickeyC型それぞれをお伝えしました。

保険料払込免除が充実しているのが、第一生命の学資保険の最大の特徴です。

学資保険に保障の機能もほしいと思う方には、こども応援団A型が特におすすめです。

しかし、返戻率を最重視して学資保険を探されている方には、少し物足りない内容かもしれません。

内容をしっかり確認した上で、どの保険会社の学資保険が自分にぴったりか探すきっかけになれば幸いです。

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